豆まきのときに落花生をまく地域があるのはなぜ。豆まきは大豆じゃないの?
豆まきと言えば、節分の時に「鬼は外、福は内」と言いながら豆をまき、厄を落とす風習ですが、このときにまく「豆」が、地域によって大豆のところと、落花生のところがあるって知ってましたか?
落花生をまく地域はどこなのか、なぜ落花生をまくのかを紐解いてみました(^^)
鹿児島、宮崎は豆まきのときに落花生をまきます。
実は、ワタクシ宮崎出身ですが、節分の豆と言えば当然落花生でした(^^;
節分のときには普通に落花生の袋に鬼のお面が入ったものがお店で売ってましたし・・・
豆まき用に大豆が売っているのを見たことがありません(^^;
大学進学をキッカケに上京して、東京に住み始めましたが、
その時に初めて節分の時には「大豆」をまくのだということを知って、
ものすごくカルチャーショックを受けたのを覚えています(・o・)
どうやら、鹿児島も豆まきのときに落花生をまくようなので、
九州地方、すくなくとも南九州では落花生があたりまえのようです。
豆まきで落花生をまくのは千葉でもアリ?
個人的な経験上、関東で豆まきに落花生をつかうのはかなりアウトローでして、大豆が普通です(^^;
むか〜し、会社で、周りにいた人たちに節分の豆は大豆それとも落花生?で盛り上がったことがありまして・・・
たぶんその場に20人くらいはいたと思うんですけど、その時に「落花生」と答えたのがたったの二人(苦笑)
世の中(関東)では、大豆が常識なんだな〜と認識した出来事でした(^^;
とはいえ・・・・
最近は関東の千葉で豆まきに、落花生をつかう試みが実施されているようでして・・・
平成22年から「落花生での豆まきイベント」を千葉県内各地で行って落花生のPRを行っています。
県内の生産者が落花生の節分セットを作って売り始めているようですし。
毎年お相撲さんが訪れて、大々的に行われる成田山新勝寺の節分会では、近年は大豆と殻付落花生が3回づつ撒かれています。
昔からの習わしというよりは、
千葉件は、全国でも有数の落花生の産地なので、落花生をいっぱい食べよう的なキャンペーンが行われているようです(^^)
豆まきに落花生をまくようになったのはなぜかな?
豆まきに落花生をまくようになったのはなぜかは、はっきりとはわかってないようですが、
・掃除が楽だから
・殻をむいて食べるので衛生的だから
・他の豆に比べて落花生は拾いやすいから
などの理由が、多いようです。
昔からの習わしというよりは、「手軽に便利に」という側面が大きいようですね(^^;
ちなみに、北海道や東北、北陸地方でも、落花生をまく地域があるようです。
*まとめ*
豆まきで落花生をまくのは、北海道、東北地方、北陸地方、千葉、鹿児島、宮崎 あたりが多いです。
但し、やはり大豆が優勢で、落花生をまく地域は全体の2割程度です。
なぜ落花生をまくのかは、昔からの習わし云々よりは、
掃除が楽とか、拾いやすいとか、衛生的といった理由が大きいですね(^^)