老後のお金はいくら必要?上手な老後資金の貯め方を教えてほしい!
老後のお金って本当はいくら必要なの?
年金って本当にもらえるの?
まだ先のことだけに、心配で不安なのが「老後のお金」
ということで・・・・
今回は老後のお金の考え方をざっくりとまとめてみました。
老後のお金っていくら必要?
老後のお金は、いったいいくら必要なのか?
いくらくらい備えておけば困らないのか・・・
とっても漠然としていて、わかりにくいですよね(^^;
わからないから不安になるし、とても心配です。
でも、老後に必要な資金の金額がちゃんとわかれば怖くないと思いませんか?
それじゃあ、老後の生活費ってどのくらい必要なのかわかりますか?
よく「1億円は準備が必要。」とか言っているのを聞いたりしますが「ホントにそんなにたくさん必要なの?」って思いません?
実は・・・・
老後の資金を考える前に、自分はどんなライフスタイルで生活したいのかを明確に考える事が必要なんです。
もしゆとりある老後を迎えたければ、毎月35万円の生活費で暮らせば、ゆとりのある老後の生活を送れますよね。
そこそこ堅実で、たまに贅沢ができればいいと思えば、毎月25万円の生活費があれば、夫婦2人なら普通の生活を送れます。
★月35万円でゆとりの生活
35万☓12ヶ月=420万円/年
420万☓25年=1億500万円 必要
★月25万で円で普通の生活
25万☓12ヶ月=300万円/年
300万☓25年=7500万円 必要
確かに・・・
退職後もゆとりある老後を迎えたければ、65歳までに1億円の資金準備が必要かもしれません。
ですが普通の生活ならば、7500万円で済みます。
ですから、大切なのは「どんな暮らしがしたいか」であり、そこから老後の生活費を把握することが大事なんです。
大金が必要なのではと怖がる前に、
今のうちに毎月の支出がいくらなのかコントロールして、しっかり把握するように心がけましょう!
そして定期的な収入が無くなる前に、老後に住宅ローンなど大きな負債を残さないようにするといいと思います。
老後のお金ってどのくらいもらえるのか計算してみよう!
普通の暮らしでも7500万円を貯めるのって、気が遠くなるというか、すでに「無理!」ッて感じなんですけど・・・・
そう思われた貴方。
いえいえ、大丈夫です。
7500万円を、これから貴方一人で全額貯める必要は無いんです。
まずは、公的年金を退職金、企業年金がいくらもらえるのかを調べてみましょう。
もしかしたら、貴方は、
『ん〜、でも年金ってホントにもらえるかどうかわからないんでしょう?』
と思っているかもしれません。
でも、大丈夫!
年金制度は破錠しません。
今後、支給開始年齢が引き上げられたり、金額の減額はあるかもしれませんが、いきなりまったくの0円にはなりません。
少なくとも現在40代〜50代の人が65歳になったときに、いきなり0円です。ということにはならないはずです。
今後、受け取り年齢が引き上げられたり、更に減額されることは考えられますが、例えば今40代の人が60代になった時に年金制度が破錠してまったくの0円になるとは考えにくいです。
まずは現時点でいいので、自分がいくらもらえるか調べてみましょう。
公的年金 はねんきんネットでシュミレーションができます
退職金や企業年金の額は、勤務先に問い合わせてみて下さい。
仮に公的年金で 6000万円
退職金や企業年金で 2000万円を用意出来ることがわかったとしましょう
なんと!
必要な老後資金7500万円より多い8000万円を準備できることがわかります。
もう、これだけで老後資金がまかなえてしまうことになるんです(^^)
とはいえ・・・・
退職金&企業年金で2000万なんて金額、今の20代〜40代前半の人には、夢のまた夢の金額だと思いませんか(苦笑)
そんな高額な退職金って、公務員の人か、大手上場企業に務める人、しかも今現在50代ぐらいの人じゃないと当てはまらないんじゃないでしょうか?
我が家も、ベンチャー系中小企業で働く主人は、退職金も企業年金ももらえる予定はありません(^^;
イマドキの子育て世代(30代〜40代)は、我が家と同じように退職金すら出ない人も多いのでは無いかと思います。
それでは、退職金&企業年金で補填できない2000万円分をどうやって補うのかを次は考えてみたいと思います。
老後のお金の上手な貯め方は?
「老後の生活費」と「老後の収入」がわかったら、あとは足りない分+αを貯めればいいだけです。
これらを洗い出して、これからいくら準備する必要があるのかをまずは計算してみることが大切です!
そして、老後資金におすすめの貯蓄法は、この3つとなります。
1.確定拠出年金
2.財形年金貯蓄(会社員)
3.小規模企業共済(自営業)
財形年金貯蓄とは、勤務先経由で元本550万円まで貯めることができ、利子が非課税になります。
小規模企業共済とは、自営業の人が退職金代わりお金を受け取れる制度です。掛け金は月々1万円から7万円まで自由に選べます。
また、掛け金は全額所得から控除されるので、節税もできます。
確定拠出年金とは、企業年金の一種で自ら年金資産の運用を行う制度です。
会社がお金を出す「企業型」と個人がお金を出す「個人型」の2種類があります。
ところで・・・・
老後のお金はいつから貯めるのがいいの?
実は、時間はお金に変えられます。
例えば少額でも30代から貯めていれば、時間というレバレッジが効いてゆとりのある老後資金を貯めることができます。
ですから、老後のお金は「気づいたときが貯め始めるとき」なんです
最後に・・・・
老後のお金を心配しないためには。
1)老後に毎月かかる生活費をだいたい試算する。
2)公的年金+退職金+企業年金で、現時点で老後にいくら収入があるのかを確認する。
3)老後の生活費 ー 老後の収入 = これから準備するお金 となります。
4)老後資金を貯めるなら、確定拠出年金、財形年金貯蓄、小規模企業共済がおすすめです。
漠然と怖がっていても仕方ありません。まずは、老後の生活費と老後の収入を現時点でいいので調べて「老後に必要なお金」を見える化してしまいましょう♪
老後貧乏にならないためのお金の法則
田村 正之 日本経済新聞出版社 2015-03-24
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