土鍋の使い始めの手入れはどうすればいいの?目止めの方法を教えて!
寒くなってくると、食べたくなるのがお鍋!
鍋料理といえば土鍋ですが、新しく買った土鍋を長く大切に使うためには、使い始める前にちょっとした手入れが必要です。
この記事では、土鍋を使い始めるときの手入れの方法をお伝えします。
土鍋を使い始める前に目止めをしよう!
なぜ土鍋の最初の手入れとして、土鍋の表面をデンプン質で埋めていく「目止め」の作業が必要なのでしょうか?
土鍋を含む陶器は、陶土を練り、形を作り、釉薬をかけてから高温の窯で焼き上げて出来上がります。
作成過程で、陶土を引き伸ばす際にできる隙間や、窯に入れて焼き上げるときにできる釉薬の細かいひびを埋める処理をすることを目止めといいます。
目止めは、陶器の器(特に作家物)でもできれば使用前にしておいた方がいいのですが、新しく買った使い始めの土鍋は特に念入りに処理しておいた方が土鍋が長持ちするんです。
ということで・・・・
せっかく買った土鍋を長持ちさせるためにも使い始めるときは目止めをしておきましょう♪
土鍋の使い始めにはおかゆをつくるといいの?
目止めする方法をネットで検索すると、いろいろ出てきます。
例えば、とぎ汁で煮るとか、おかゆを作るとか、小麦粉を入れた水で煮る・・・などなど。
この中でも、一番手っ取り早くて効果的なのが「おかゆを作る」です。
しかも、炊けたごはんからつくる、塩味の具なし雑炊のようなおかゆがいいです。
本来、おかゆは鍋に水と生米を入れてコトコト炊いてつくるものですが、これだとお米がおかゆになるまでに時間がかかってしまいます。
目止めは、でんぷん質で土鍋の内部を覆うことが目的なのに、生米から炊いてしまうと、目止めする前に土鍋が水を吸ってしまい、あまりよい塩梅ではないようです。
また、お米のとぎ汁で煮るといいという説もありますが、こちらも濃度が薄くなるのであまりオススメしません。
作ったおかゆは食べれますが、あくまでも塩味で作りましょうね。
醤油をいれてしまったら、せっかく目止めしている最中なのに、ひび(貫入)に色が入ってしまうやもしれません(^^;
土鍋の使い始めには炊けたごはんを使ったおかゆを作って食べると良い!
土鍋の目止めのやり方を教えて!
まずは、土鍋を軽く水洗いして汚れを落とします。
土鍋に水を8分目まで入れます。
炊けているごはんを、おわんに軽く一杯分入れて、弱火でコトコトゆっくり炊きます。
おかゆができたら火を止めて冷えるまで放置しておきましょう。
おかゆが冷えたら取り除いて、土鍋を水洗いして、しまう時にはカビが生えないようにしっかり乾かしましょう!
もちろん炊いたおかゆは食べれますよ♪
買ってきたばかりの土鍋は、きちんと目止めして長持ちさせて使いましょう。
最後に・・・・
・目止めとは、使い始めの土鍋の表面をデンプン質で埋めていく作業のことです。目止めをすることで、土鍋を長く丈夫に使うことができます。
・土鍋の使い始めの目止めには、炊けたごはんを使ったおかゆを作って食べるのがオススメです。