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インフルエンザ脳症と解熱剤の関係は。予防接種で防げるの?

インフルエンザ脳症 解熱剤 予防接種

冬はインフルエンザが流行する季節です。

インフルエンザは高熱が出て風邪よりもつらいかもしれませんが、基本的に怖い病気ではありません。

ただ・・・

まれにインフルエンザ脳症を発症すると言われており、発症すると、数日で死に至る可能性が高く、死亡しなくても、重篤な後遺症を残すということで、小さなお子さんを子育て中のお母さんには気になる話題だと思います。

インフルエンザ脳症と解熱剤や予防接種について、わたしが思うところを書いてみました。

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インフルエンザ脳症とはどんな病気なのでしょうか?

インフルエンザ脳症は、発熱して1〜4日後に発症、重篤化すると死に至る病気です。

詳しい原因は不明とされていますが、高熱が続いたり、解熱剤を服用することで起こると言われています。

脳症を発症したあとは、特に治療法がないようです。

5歳以下のお子さん多く、平均で言うと3歳くらいのお子さんの症例が多いです。

インフルエンザ脳症の明らかな原因は不明ですが、

発症例のほとんどははA型インフルエンザ(A香港型)であり、B型インフルエンザは検出されていないようです。

そのため予防接種が現在もっとも有効な予防手段だと言われて、インフルエンザワクチンの接種が推奨されています。

以上がネット上で書かれていたり、ちまたで言われているインフルエンザ脳症についての概要です。

インフルエンザ脳症と解熱剤の関係

インフルエンザを発症すると、高熱が出ます。

そこで慌てて解熱剤を飲ませると、脳症を起こす可能性があります。

インフルエンザにかかった子どもに解熱剤を飲ませると必ず脳症を発症するわけではありません。

ただし・・・

インフルエンザ脳症で亡くなったお子さんのほとんどが解熱剤を飲んでいたという事実から

インフルエンザ脳症の原因の一つが解熱剤ではないかと言われています。

病気の時に「発熱」することは、決して悪いことではありません。

ウイルスは熱に弱いので、体は発熱してウイルスと戦おうとします。

発熱している状態は、一生懸命身体が戦っている証拠です。

せっかく体が熱を出してウイルスと戦っていたのに、

人為的に解熱剤を使用して、熱を下げてしまうと、

強制的に熱が下がってしまって、ウイルス優勢の状態になります。

わたしは、ココで脳症になってしまうのではないかと勝手に推測しています。
(医者ではないので、あくまで私見です。)

発熱したら、慌てない

我が家ではインフルエンザであろうと、風邪であろうと、熱が出たらひたすら見守ります。

40℃近く熱が出たら、むしろラッキーと思います。

ここで、がんばってウイルスと戦って勝てば、むしろスッキリ治ると思っているからです。

確かに高熱をだしてぐったりと寝ている子どもを看病するのはこちらも気が気じゃないですが、それでも我慢して見守ります。

自然育児で有名な真弓定夫先生の著書の中では、

子どもの発熱は42℃までは大丈夫。42℃を越さない限り脳に障害はおきないと書いてあります。

なので我が家では、41℃以上になったら要注意と思ってますが、

まあ実際は、40.5℃を超えることって、滅多にありません・・・

だいたい昔の子どもに比べると体力が無いのか、いまどきの子どもはなかなか熱が高くなりません・・・

どっちかというと、

37.5〜38.5℃くらいを行ったり来たりしていて、熱が上がりきらずに、逆になかなか治らなかったりします。

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発熱には、安心の熱と危険な熱がある

熱の出はじめで、顔が赤く紅潮していたり、手足が熱かったりしているときは、あまり心配ないです。

毛細血管が精一杯ひらいて、熱が出ている子どもを助けている状態だからです。

子どもの体力もあり、自然治癒力が働いている証拠です。

高熱があるのに、体が冷たく、手足も冷たいときは要注意です。

子どもの治癒力がうまく働かずに毛細血管がひらかず、体が弱っているか、

重篤な病気になっているか、どちらかのようです。

また、たとえ自然育児や自然療法を実践しているお母さんで、

3日以上40℃近い高熱が続くときは、病院に行ったほうがいいです。

何か別の病気が隠れている可能性があります。

「今、体温が何度だから!」とか、数字ばかりに頼るよりも、子どもの様子を観察することがとても大事です。

本当に予防接種はインフルエンザ脳症の重篤化に有効なのか?

インフルエンザ脳症で亡くなった子どもたちが、予防接種をしていなかった。

脳症に罹患した子どもたちはすべてA型インフルエンザ(香港A型)であった。

などの症例から「予防接種が最大の予防である。」と言われていますが、はたしてどうでしょうか?

個人的には「そんなことはないのでは?」と思っています。

予防接種については、また別に関連記事でかきたいと思います。

*まとめ*

予防接種よりも大事なことは、ふだんから子供に体力をつけること。

インフルエンザなり風邪なりにかかって、高熱が出たら慌てず、子どもの様子を観察すること。

42℃までは大丈夫。(真弓定夫先生談)決して慌てて解熱剤を飲ませないこと。

高熱が出ているけど、体も手足も熱かったら大丈夫。普通の反応です。

熱が高いのに、体や手足が冷たい時は、即病院に行きましょう。

髄膜炎と脳障害にはサインがある!こんな症状がみられたら要注意!

・熱のほかに、激しい頭痛がある。
・足をひきづる。
・あごを胸につけることができない(首が硬直している)
・声がかすれる。
・こぶしを喉に押しこむような仕草をする。
・呼吸が苦しそう。
・耳を引っ張ったり、耳がイタイと訴える。
・熱が下がったのに、ぼんやりしてつらそう。

【参考文献】
 ⇒小児科へ行く前に―子どもの症状の見分け方

 ⇒自然流育児のすすめ―小児科医からのアドバイス

 ⇒新・予防接種へ行く前に (ジャパンマシニスト育児新書)

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