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七夕の由来を子供向けにわかりやすく!七夕に願い事を書くのはなぜ?

七夕 由来 子供向け

小学生のムスメが、「どうして七夕の短冊に願い事を書くの?」と聞いてきました。

確かに「七夕」といえば・・・

夜空に輝く天の川。
織姫と彦星の伝説。
笹の葉にたなびく五色の短冊と七夕飾り。
そして短冊には願い事。

などなどが思い浮かびますが、改めて「どうして?」と聞かれるとわからない(^^;

ということで、七夕の由来と意味を子供向けにわかりやすく紐解いてみましょう♪

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七夕の由来と意味は?

★織姫と彦星の伝説となぜ七夕に願い事をするのかの由来

まず七夕と言えば「織姫と彦星の伝説」がありますよね。
この物語は、中国の「織女牽牛伝説」(しょくじょけんぎゅうでんせつ)がもとになってます。さっくり書くと以下のようになります。

天の川のほとりに住む、機織(はたおり)が上手な織女(しょくじょ・織姫)は、対岸に住む牛飼いの牽牛(けんぎゅう・彦星)と結婚しました。

とても仲の良い夫婦でしたが、結婚以来、二人は働かなくなってしまい、その様子を見ていた織姫の父親である天帝は怒って、二人を引き離してしまいました。

しかし、悲しみのあまり泣き暮らす二人を見て、かわいそうに思った天帝は、まじめに働くことを条件に、年に1度、七夕の夜だけ会うことを許しました。

そして、この伝説が発展したのが、中国の行事「乞巧奠」(きこうでん・きっこうでん)です。
これは織姫にあやかって機織り(はたおり)や裁縫の上達を願って行なわれたものです。

さらに、日本には棚機女(たなばたつめ)と呼ばれた女性が棚織(たなばた)という織機で衣を織り、米の豊作を祈る神事があり、この神事と織女牽牛伝説と乞巧奠(きこうでん)が結びついて、陰陽師により「節句」である七夕の行事ができあがった、とも言われています。

七夕を「たなばた」と呼ぶのもこの棚機に由来しているとも言われています。

★七夕は五節句の一つ

中国では、7月7日のように奇数が同じ日を「節句」と呼び、運気が新たに回復できる日としてありました。

ちなみに五節句とは・・・・

旧暦 1月7日・・・・・人日(じんじつ)・七草粥の日
旧暦 3月3日・・・・・上巳(じょうし)・雛祭り
旧暦 5月5日・・・・・端午(たんご)・端午の節句
旧暦 7月7日・・・・・七夕(たなばた)
旧暦 9月9日・・・・・重陽(ちょうよう)・菊の節句

七夕といえば、7月7日ですが、
本来七夕とは「旧暦の7月7日」の夜のことを指しています。
仙台七夕まつりなどが7月7日ではなく、8月7日に行われるのはそのためなんですね。

ちなみにですが・・・・
2015年の旧暦7月7日は、8月20日になりますよ♪

★夏の大三角形と天の川

晴れた夏の夜空(20~21時頃)東の空でひときわ明るい星が3つ見え、三角形に並んでいるのが見られます。
これがいわゆる「夏の大三角形」と呼ばれるものです。

北にある星が「こと座」の「ベガ」、東が「わし座」の「アルタイト」、西が「はくちょう座」の「デネブ」です。
「ベガ」が七夕伝説の織姫(織女星)、「アルタイト」が彦星(牽牛星)です。
そして、「ベガ」と「アルタイト」の間に「光の帯」が見え、これが「天の川」です。

実際、新暦の7月7日は梅雨の真っ只中で、晴れの日も少ないし、この時期に夜空を見上げてもなかなか見れないことが多いですよね(^^;

より旧暦の7月7日に近い新暦の8月7日の方が、夜空の天の川も7月の空よりもよりきれいに見えます。

また、旧暦の七夕(7月7日)は新月から7日目(半月くらいでしょうか)ですが、新暦の場合はお月様の形も年によってまちまちなので、その年の月が満月に近いお月様だと天の川はほとんどみえないと思います。(都会だとどっちにしろ見えないか(^^;)

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七夕に願い事を書くのはなぜ?

先程も書きましたが、「織女牽牛伝説」(しょくじょけんぎゅうでんせつ)が発展したのが、中国の行事「乞巧奠」(きこうでん・きっこうでん)です。

これは織姫にあやかって機織り(はたおり)や裁縫の上達を願って行なわれたものです。
日本でも旧暦7月7日にお供え物をして、技芸の上達を願って短冊に和歌を書いていました。

ちなみに短冊に願い事を書くのは日本だけだそうですよ。

現在では、織物や習字の手習いの上達を願うにとどまらず、「短冊には願い事を書く」という風習だけが残っているようです。

願い事を書いた七夕の短冊の処理はどうすればいいの?

せっかく願い事を書いたのに、むげに捨てるのは忍びないかも・・・
昔は笹ごと川に流していたようですが、現代ではちょっとそれは無理だし・・・(^^;

お正月の神社のようにお焚き上げとかできないのかしらん?

ということで調べてみたら、なんと福岡県小郡市にある七夕神社で、短冊のお焚き上げをして下さるとのこと。
NPO法人地域インターネットフォーラムさんが「願い事奉納・七夕短冊の無料受付サービス」を行っているようです。
※このサービスは、七夕神社さんとは直接関係はありませんので、問い合わせはこちらのNPO法人地域インターネットフォーラムさんにお願いします。

奉納してお焚き上げしてもらえるなんて、ちょっと面白いですね♪

最後に・・・・

・なにはともあれ、現代で七夕といえばイベント事になっておりますので・・・
みなさんなりに楽しいひとときをお過ごしくださいませ♪

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